Atsumaru Engineer's Blog

集客プラットフォーム事業を手がける株式会社あつまるのエンジニアブログです

論文を読もう

 

初投稿です!

株式会社あつまるでエンジニアをやってます!

円城寺健といいます!

 

私事ですが、初投稿なのでお題目決めには悩まされました。。。

新卒1年目として、入社4ヶ月目の感想でも書こうか?それともエンジニアらしく、テクノロジーについてつらつら書いていこうか? etc...

 

悩んだ結果、「論文を読もう」

 

なんのこっちゃって感じですよね(笑)

自分でもそう思います(笑)

 

でも、書きたいので書きます!お時間ある方は是非お付き合いください!(_ _ )

 

 

今回のブログで伝えたいことは2つ!

・論文って、ちゃんと仮説・検証して世の中に提示されてるものだから、結構信頼できるんだよ!

・論文って、実は簡単に見ることができるんだよ!しかも無料で!

では、つらつらと書いていきますね(笑)

 

 

<閑話休題>

 

 

皆さんは普段論文を読んでいますか??

  私はたまに読んでいます。大学の卒業研究の為に論文を読み始めてから、たまに読むようになりました。

  最近読んだ論文のリンクを貼っておくので、是非見てみてください!!

(好んで聴いている音楽で、うつ傾向との関連を調べた論文です!!読んでて面白かったです!!)

聴き手の精神的健康状態と音楽の嗜好性の関連

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/57/2/57_160/_article/-char/ja/

 

 

話は戻って、「そもそも論文って何??単語としては知ってる」って人が多いのではと思います。 ですので、Wikipedia 先生に聞いてみましょう。

論文(ろんぶん、英: paper)とは、学問の研究成果などのあるテーマについて論理的な手法で書き記した文章。 漢文中の語句としては“文ヲ論ズ”=“文学について論ずる”の意味でも使われた。また、特定の研究成果についての記述ではなく、あるテーマについて論述する論文の一つの形式として小論文がある。

 

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E6%96%87

とりあえず今は、「何か良く分かんないけど、お堅い読み物なんだな」みたいイメージで大丈夫です!!

 

【 論文って、ちゃんと仮説・検証して世の中に提示されてるものだから、結構信頼できるんだよ! 】

 

「本当かよ」と思いの方、本当です(笑)

重要なのは「仮説・検証」「世の中に提示」の部分です。

 

まずは「仮説」についてです!仮説は下記の論文体裁の中の「序論」と「本論(前半)」で出てきます!

論文は次のようなIMRAD型の構成を取ることが多い。

 

 題名

 要約(本文の内容を要約した文章)

 序論(背景、研究の動機や意義、成果の位置づけ、重要性など)

 準備(論文を読むための既存の基礎知識など)

 本論(理論、実験、調査の過程及び得られた結果など)

 結論(本論で得られたデータの叙述的な説明)

 参考文献

 執筆に当たって協力を得た人々・機関への謝辞

 付録(証明や実験の詳細など)

 

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E6%96%87

「序論」での仮説は、ちょっと感覚よりです。「昔こんな研究があって、この研究を応用したらもっと凄い事が証明できるのでは」みたいな感じ。 殆どの論文は、「○○をすると□□という結果になるのでは。しかもこれ、科学の発展に繋がるかも!!よしやってみよう!!」みたいな動機が序論で記述されています。

 

「本論(前半)」では、序論での仮説を具体的に学術的な(化学的な)レベルに落とし込んでいきます。「まずは○○をします。次に××をします。すると、□□という結果が得られるはずです。」みたいな感じ。 ここでは、既に証明されている、信用できる法則やデータを用いて理論を組み立てていることが殆どです。ですので、本論(準備)で一気に信頼性が上がります。

 

次に「検証」についてです!検証は前述の論文体裁の「本論(後半)」と「結論」で出てきます!

 

「本論(後半)」では、「組み立てた理論を実際にやってみました!」みたいなことが書かれています。よく分からない機械使って人集めてやってるものから、大人数にアンケート回答してもらったものまで、その時々で最適な方法で「データを取っています」(ここめっちゃ重要!!)。

 

「結論」では、「本論(後半)で取ったデータを詳しく見ていったら、こういう法則や可能性がありました!!」みたいなことが書かれています。「本論(後半)」で取ったデータを「既に証明されている法則や数式」に当て嵌めて見えてくる、気付きや発見が書かれています。

 

最後に「世の中に提示」についてです。論文は「査読制度」というものによって、より説得力のあるものになります。

査読制度とは、著者にはその名前を伏せておく査読者(レフェリー)によって論文の内容について審査を行い、掲載(アクセプト)、修正後に掲載、再査読、掲載拒否(リジェクト)などの判定を行うものである。何度かの修正を経て学術雑誌に掲載される場合は、初版の投稿から掲載まで数か月から数年を要することが多い。

 

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E6%96%87

この査読制度、かかる時はめちゃくちゃ年月がかかります。 最近証明された、京都大学の望月新一教授の abc予想は、初版から投稿までに8年もかかっています!! 既存の方法ではなく、望月教授が新たに開発した「宇宙際タイヒミュラー理論」というものが研究で使われていた為、しっかりと内容を理解して審査するのに長い時間がかかったのです。

 

研究者・科学者は自分の知らない理論だからといって適当な評価はしません。理論を理解して、過去の研究データなどと比較しながら、査読を行い、GOサインを出すのです。 つまり、世の中に出回っている論文は、「多くの研究者・科学者に太鼓判を押されたもの」なんです!!

 

論文は、「仮説」と「検証」がしっかりしていて、なおかつ、多くの研究者・科学者から太鼓判を押されているから、信憑性のあるものになっているのです!!

 

以上から、論文は、適当に google 検索して出てきたブログよりもはるかに信頼できるものなんです!!

 

但し!!!「論文に記述されていることは全て正しい」とは思わないでください!!! 「世の中、絶対に正しいものなんて存在しない」というスタンスは持ってください!!

 

論文はあくまでも「個人のブログよりは信頼性が高い情報源」であることを念頭においてください!!(それでも、適当にヒットしたブログより遥かに信用できます)

 

【 論文って、実は簡単に見ることができるんだよ!しかも無料で! 】

 

論文は、実は google 検索すれば出てきます!!多くの場合は下記サイトがヒットすると思います。

CiNii Articles
https://ci.nii.ac.jp/
J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/
Google Scholar
https://scholar.google.co.jp/

基本的に Google Scholar で事足ります(日本語対応ありがとう google さん)。 適当なワードで検索しても何かしらの論文がヒットします。便利です(本当に)。

 

試しに、「ヨガ」について検索してみます(最近、週一でヨガをしています。ヨガ、めちゃくちゃ良いです)

 

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トップにヨガを入力

 

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検索候補がいくつか出てきた!!「ヨガ効果」を選んでみよう!!

 

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なんか出てきた!!(笑) とりあえず、上から3番目の「ヨガの心理的効果についての調査研究」をクリックしてみよう!

 

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なんだこのページは(笑) PDFあるから見てみようかな〜(適当なノリで)

 

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なんか。。。出てきた。。。

 

はい〜論文を見ることができました!普通に google 検索するのとあまり変わません!論文ってこんなに簡単に見ることができるとは!!(笑)

 

皆さんも、これを機に、論文デビューをしてみてください!!

 

参考

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E6%96%87

確かな情報は確かな情報源から!論文・書籍検索サイト10選

確かな情報は確かな情報源から!論文・書籍検索サイト10選|ferret

ヨガの心理的効果についての調査研究

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cou/44/2/44_110/_article/-char/ja/